2021/03



アルカイダのリーダーのアイマン・ザワヒリが、ミャンマー情勢に関する声明ビデオを公開しました。


その内容紹介と、ザワヒリの声明の翻訳です。


宗教が主体の考えや解釈、声明なので、話が説法のような要素が多く、長いです。


が、


声明の途中から、何を考えているのか?何をやりたいのか?世の中どうなるのか?がわかってきて、びっくりしました。


鳥肌立ちました。


地球上のすべてのムスリムに、ミャンマー政府を攻撃せよ!と、テロを呼びかけてます。


攻撃対象は、ミャンマー政府のことを言ってますが、こうしたのは西側諸国!西側すべてを攻撃するべき!許されない!といった内容なので、西側諸国の政府と、声明の内容から、西側に協力してきた数多くのイスラームの国々も含まれてると思われます。


9・11のような、歴史的な大規模テロが、あちこちで起きる可能性が高いと思われます。


実は、テロはラマダンの時期に起きやすいです。


今年(2021年)のラマダンは、4月13日 火曜日から、5月12日 水曜日の間です。


その期間と、その周辺の時期、テロがあちこちで起きる可能性が非常に高いので、気を付けてくださいね。


ラマダンとは、


イスラーム暦の中の断食月(期間)のことです。


約1ヵ月間、ムスリムは日の出前から日没まで断食をします。


「断食」という言葉から、飲食を断つことだけと思われがちです。


が、食べ物に感謝の気持ちを持てるように…とか、身を清めるための聖なる儀式で、その時間、飲食・性行為・喧嘩・悪口などを慎んで、コーラン(聖典)を読んだり、あらゆることを自粛して静かに過ごすことが勧められています。


ムスリムにとって、神聖なる特別な期間です。


早速、そのビデオの内容紹介と、ザワヒリの声明の翻訳です。





●ビデオのタイトル:

“The Wound of the Rohingya is the Wound of the Ummah.”



タイトルの翻訳:

ロヒンギャの傷はウンマの傷



画像は、このビデオより。

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※Ummah(ウンマ)とは


イスラームの共同体をさす。

生活を主体とする村落共同体的な意味や、宗教の特別な用語ではなく、正義の実現、イスラム世界を発展させることなどの使命を共有する運命共同体的なものをさす。

地球上のイスラームの仲間たちといった意味合い。



●このビデオの趣旨、目的について:

Al Qaeda’s main propaganda

(アルカイダのメインのプロパガンダ)



●出所:As Sahab

(アルカイダの代表的な宣伝部門)



●公開日時:

2021年 3月21日付で、関連団体が公開。



●ビデオの時間:約21分



●ビデオの内容、および、ザワヒリの声明の翻訳:



ビデオの出演者は、アルカイダのリーダーのアイマン・ザワヒリと、解説アナウンサー。


アルカイダの主要な宣伝部門である

As Sahabは、

「ロヒンギャの傷はウンマの傷」

というタイトルの新しいビデオをリリースしました。


このビデオは、短いドキュメンタリーのような構成です。


西洋のアナウンサーの映像が、ミャンマー兵士のシーンとジョイントされていて、民間人に残虐行為をしています。


冒頭で、ザワヒリは「全世界は、ロヒンギャのムスリムが受けた無数の虐殺を目撃しました」と言います。


そして、アナウンサーは次の話をしました。


※※※


ミャンマー軍は市民を攻撃して殺害したりなど、暴力行為をした。


それは、ミャンマー軍は犯罪を犯したことになる。


が、その出来事は、アメリカ、および西洋諸国に、結局は、バチが当たってるような、ツケが回ってきてるような、神様からのお返し(報復)だ。


神様からのお返しが起きるほど、アメリカ、および西洋諸国は、過去にどんな悪いことをしたか?というと、こうだ。


アメリカが、オバマ大統領の時代のことだ。


オバマ政権は、ロヒンギャが大量虐殺された時、アルカイダが大量虐殺に加担していると非難した。


本当は、そんなことをしてないのに、だ。



※この映像には、アウンサン・スーチー氏とオバマ大統領、当時のジョン・ケリー前国務長官と現在のジョセフ・バイデン大統領がいる。


オバマ政権時代の、この連中が、アルカイダがロヒンギャ大量虐殺に加担していると非難した、と言いたいので、オバマ政権時代の政治家を映像に出した。


ミャンマーの民主主義は、「アルカイダがロヒンギャ大量虐殺に加担している!」と非難している。


このように、ミャンマーの民主主義に「アルカイダを悪者だと思わせる」マインドコントロールのようなことは、実は、アメリカに対する支持率を上げるためのアメリカの作戦だ。


そのために、「使われている」「工作されている」ことだ。


アメリカが、そうしてきたお返しが、今来てるのだ。


ミャンマー軍による市民への攻撃、殺害など暴力行為が、お返しだ。


今になって、そのような形で返ってきてるのだ。return(リターン)してるのだ。ツケが回ってきてるのだ。


※※※



ザワヒリは、この映像で、アルカイダを悪者にしてきたミャンマーの民主主義を、アメリカは「罰していない」として、アルカイダを悪者にして、だまして、とりつくろってきたWestern(西側という意味。アメリカや日本などの西洋諸国のこと)を強く非難しました。



以下より、ザワヒリの声明です。



※※※


ミャンマーの民主主義の国民は、アルカイダは悪者だ!と信じてしまい、盲目的な民主的秩序の確立に成功した。


そして、西側は、そのようなミャンマーを誉めたたえて、経済的支援を惜しみなくしてきた。


そのようなミャンマーの民主主義の政府について、西側は制裁はしてこなかった。


ミャンマーの民主主義は犯罪であるのに、西側は、それを阻止するための同盟や運動なども、何もしていない。


西側を含む国際社会は、ミャンマーの民主主義、そしてミャンマーをそうしたアメリカは、確かに犯罪なのに、表面的には支持していなくても心の中では支持している。


表向きには沈黙しているが、心の中では支持している。


理由は単純だ。


大量虐殺されたロヒンギャの犠牲者は、ムスリムだ。


キリスト教徒、仏教徒、無神論者ではない。


が、国連安保理の常任理事国の居住地は、キリスト教徒、仏教徒、無神論者が多いところだ。


宗教が違うから、という理由で、国連安保理の常任理事国は、ミャンマーの民主主義や、ミャンマーをそうしたアメリカを支持しているのだ。恐ろしいことだ。



※※※


その後、映像は、アルカイダの創設者、オサマ・ビンラディンの話に切り替わります。


アルカイダの創設者、オサマ・ビンラディンは、次の主張をしている。


人口が多く、経済的にも重要な領土を支配している国でも、ムスリムが多数の国々は、国連で過小評価されている。


宗教で、こんなに差別されている!


格差が生まれている!と強く主張している。


国連は、不信仰の組織であり、その法律に満足している関係者は不信論者だ。


それは、私たちムスリムに対する宣戦布告だ。


私たちムスリムの土地の占領などを含む、シオニストや、十字軍の計画を実行するためのツールだ!と、 ビンラディンは主張しています。



※シオニストとは


ユダヤ民族主義者のこと。

19世紀に始まるシオニズムの信奉者。

シオニズムとは、ユダヤ人の民族国家をパレスチナに樹立することを目指した運動。

アルカイダなどのイスラム過激派は、ユダヤ人を非難し、敵視している。攻撃対象になっている。



ザワヒリは、あちこちのイスラム諸国も、ロヒンギャが虐殺されたりなど困ってる時に、援助に来なかったと非難しています。


ザワヒリは、次のことを言いました。


※※※


残念ながら、あちこちのイスラム世界の政府による、ロヒンギャ虐殺への対応は、西洋の対応と何も変わらなかった。


そして、これらのイスラムの政府は、本質的には西洋の創造物であり、西洋の利益を保護するために、ムスリムに課せられた契約のようになっている。


これらのイスラムの政府は、西側に奉仕している。


(と非難した)


私(ザワヒリ)は、ミャンマーのささいな犯罪者、西側世界のより大きな犯罪者、イスラム世界の、西側の奴隷のような政権について、私の言葉を無駄にしません。


私のメッセージは、ビルマ(ミャンマー)にいる私のムスリムの兄弟たちと、世界中のムスリムに向けられています。


彼らに私はこう言います。


世の中のこじきは、自分からその道を選んでいない。西側がそうしていて、これが歴史の法則です。


(なりたくて、こじきになったのではなく、西側がそうしている、とザワヒリは言いたい)



※※※


ザワヒリは、コーランを引用した後、ミャンマーのムスリムや、他の国のムスリムに、ミャンマー政府を攻撃するよう、次の呼びかけをします。



※※※


これは、ウンマ全体に対する強制的な義務です。


ミャンマーは、西側に甘やかされてきた。


さらに、大規模にミャンマー政府を攻撃せよ!



※※※


これらは、ウンマ、そして、イスラームの全世界のコミュニティに影響を与える「悲劇」の1つだと、ザワヒリは主張しています。


ザワヒリはビデオの最後に、次のことを強調して言いました。


「ミャンマーで、ムスリムのロヒンギャが大量虐殺されたことが、世界的な戦争の一部である」


(ザワヒリは、それが戦争のはじまりと言いたい)



「ロヒンギャのムスリムの傷は、全体としてウンマの傷です」


と、ザワヒリは締めくくりました。




その後、ザワヒリは、今のミャンマーの状況をアルカイダの世界的なジハードに結び付けようと試みていることを強調しました。


ビンラディンの画像が画面に表示された状態で、ザワヒリは、再びミャンマーを脅迫してビデオが終わります。


最後に表示された画像は、さまざまな植民地支配の勢力に反対したムスリムの歴史上の人物、ジハード主義のアルカイダの人物たちの「殉教者」です。


歴史に残るイスラームの偉人たちの画像を最後に表示することにより、戦争の歴史を描写しています。


今のミャンマーの状況も、この画像と同じように、歴史に残る戦争に発展すること、あるいはザワヒリが発展させようと試みていることを意味していると思われます。


その画像です。


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【サラートP永山のコメント】


思うことは色々あります。


が、世界的な戦争につながりかねない貴重な情報に関するコメントなので、誰が見るか、わかりません。


どこかの国家や、アルカイダなどにも見られるかもしれません。


今、この記事でコメントすることは控えます。


この記事では、ザワヒリの声明の翻訳と、ビデオの内容紹介のみにさせて頂きます。


ご理解頂ければ、幸いです。








ミャンマーで、反政府武装勢力がミャンマー軍を相手に、軍事行動を始めました。


文末に、ロイターの詳しい最新情報を入れておきますが、最初に、武装勢力がミャンマー軍に対して、市民を次々と殺害したことに対する報復攻撃をしました。


その報復として、ミャンマー軍が武装勢力に複数の攻撃をしました。


その中に、空爆もあります。


ミャンマー軍が武装勢力を空爆する前の、他の攻撃について、武装勢力がサイトで被害状況を公開しました。


その翻訳です。


武装勢力とは、


Karen National Unionで、KNUと略されます。


日本語だと、カレン民族同盟(KNU)です。


早速、カレン民族同盟(KNU)のミャンマー語のサイトの翻訳です。



情報出所(サイト名):

Karen National Union



記事タイトル:


KNU-Mudaw地区にあるKNU本部より、ミャンマー軍によるクーデター事件に関するお知らせ


March 28, 2021


2021年3月27日、午後7時から午前2時の間の出来事だ。


ミャンマーのKaung Mudaw Pagoda地区にある「KNU旅団5」というKaren National Union (KNU)の本部の部隊が、ミャンマー軍の2機の戦闘機に、射撃により攻撃された。


市民の家々は、燃やされて破壊された。


家の中にいた住民は、家を燃やしたあと、追加的に火をつけられて燃やされて殺害された。


その他の市民は、殺害されたり怪我をさせられた。



※ 旅団とは

陸軍の編成の単位のひとつを言う。

師団よりは小さく、連隊と同じか、それ以上大きい単位のこと。

1500人から6000人の兵員で構成される部隊のこと。

「KNU旅団5」は、1500人から6000人の兵員で構成されてると思われます。

その「KNU旅団5」の拠点の地域が、ミャンマー軍の2機の戦闘機に、射撃により攻撃されたと言ってます。



画像は、この記事より。


ミャンマー軍に、燃やされて破壊された現場です。


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Kaung Mudaw Pagodaの一部がわかる観光客向けの画像です。


ミャンマーの、ほぼ中心にあります。


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※Karen National Union

カレン民族同盟(KNU)とは



情報出所:

公安調査庁

国際テロリズム要覧2020

国際テロ組織 カレン民族同盟(KNU)



◼️主な活動地域

ミャンマー(カレン州)


◼️組織の概要

「カレン民族同盟」(KNU)は、1947年、カレン族指導者らが設立した。


ミャンマー南部・カレン州、及び、タニンダーリ地域が拠点。


カレン族の、自治権拡充を目指す少数民族武装組織である。


勢力は、推定約5,000人。


1949年から武力による反政府運動を開始。


1968年、KNUの軍事部門として「カレン民族解放軍」(KNLA)を設立。


1976年以降、ミャンマー軍に対して自治権やカレン族の権利尊重などを要求して、ミャンマー国軍部隊を襲撃してきた。


ミャンマー国軍の掃討作戦によって、1970年代までに、組織の弱体化が進んだ。


が、


KNLA最高司令官が、主導して活動を活発化させた。


ミャンマー国内における、反政府運動において主導的な役割を果たしてきた。



※要は、KNUはミャンマー国内の代表的な反政府武装勢力です。


だから、ミャンマー軍を相手に攻撃したり、逆に反撃されたり、空爆されたりなど、ビッグニュースとしてあがってくるのですね。





画像は、Karen National Union

カレン民族同盟(KNU)の兵士たち。


ネットで検索すると、男女の子供兵士の教育シーンも多いです。


山奥のジャンルのようなところで、ひそかに訓練してるようです。



画像出所:

海外軍事サイト

(ミャンマー軍やKNUに、この画像について調査される危険性を考慮して、サイト名は非公開にさせて頂きます)


jpeg


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冒頭で紹介した

Karen National Unionのサイトの記事のタイトルとURL:


記事タイトル:

အာဏာသိမ်းအကြမ်းဖက်စစ်အုပ်စုမှ ကေအဲန်ယူ - မူတြော်ခရိုင်ဌာနချုပ်ကို လေယာဥ်ဖြင့် လာရောက်ပစ်ခတ်



記事タイトルの翻訳:

KNU-Mudaw地区にあるKNU本部より、ミャンマー軍によるクーデター事件に関するお知らせ


https://www.knuhq.org/public/en/news/55





以下は、3月29日(月)にインドの大手メディアから流れた新しい画像です。


ミャンマー軍に空爆された直後、ジャンルの防空壕のような場所に市民が隠れる様子です。


水や食料が不足してると思います。ここに隠れる時間は限られてます。大丈夫でしょうか?



画像出所:NDTV

(インドのニューデリーのメディア)


記事タイトル:

Myanmar Air Strike On Thai Border, Troops Kill Dozens Including Children



記事タイトルの翻訳:

タイとミャンマーの国境付近でミャンマー軍が空爆した。数十人の子供も含めて殺害された



この記事のURL:

https://www.ndtv.com/world-news/myanmar-jets-bomb-village-troops-kill-dozens-including-children-2400493



rl8irs58_myanmar-air-strike-650_625x300_28_March_21


j0c26ev_myanmar-air-strike-afp-650_625x300_28_March_21






ミャンマー軍の、武装勢力への空爆に関する詳しい最新情報です。



情報出所:ロイター


記事タイトル:

ミャンマー、南東部住民3000人が隣国タイに避難 国軍の空爆受け


2021年3月29日 8:18


https://jp.reuters.com/article/myanmar-politics-karen-idJPKBN2BK0R8




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